10月に入った最初の週末は3連休。東京多摩地区は天気がいまひとつ安定しない連休だった。
だんだんと参拝者が多くなってきた。七五三参りの姿もチラホラと見かける。
高幡不動尊の境内は完全に秋。胴体が真っ赤な赤とんぼ。
赤トンボはアカネ属(又はアカトンボ属)に属するトンボの総称だけど、狭義ではアキアカネのこと指す。
ヒオウギの花のあと。もうすこし経つとこの中から艶やかな黒いタネが顔を出す。
まだ赤くなっていないこの実は万両かな。同じような実をつける千両、百両、十両と呼ばれる植物もある。
百両と十両は万両よりも背が低く実の数が少ないそうだ。千両は葉の上に実をつけるので見た目はちょっと違う。
風で飛ばされて下に落ちたのだろうか、お地蔵さんの頭巾がいくつもかけられていてかわいい。
ミズヒキ(水引)、タデ科。水引草とも呼ばれる。
日陰に咲く小さな花なので、なかなかうまく撮れない。
サルビア・ガラニチカ。メドセージという名前で流通しているが間違いなんだそうだ。よくわからない話
下はキバナアキギリ。上の花を黄色にしただけのように花の形が似ているが、両方ともシソ科アキギリ属。似ていて当然かな。
アキギリ属ではなくサルビア属としている資料もある。そういえばこれで赤ければサルビアの花だ。
弁天池そばのホトトギス。まだ蕾だけどそろそろ咲きそうな気配。
この日10月8日は体育の日。でも頭の中の体育の日はいまでも10月10日。子どもの頃から長年慣れ親しんだ日付は法律のように簡単には変わらない。
東京オリンピックの開会日を東京地方の「晴れの特異日」だった10月10日にしたから、それを記念して体育の日にしたのでは?と思ってWikipediaを調べてみると、ちょっと勘違いがあったようだ。
確かに東京オリンピックの開会式の日である10月10日を1966年(昭和41年)から国民の祝日にしたのは間違いはなかったが、晴れの特異日ではなかった。昭和34年発行の「気象ハンドブック」では秋の晴れの特異日は10月14日と11月3日なんだそうだ。
別の資料によると10月10日が体育の日に制定されてから34年間で東京地方で1ミリ以上の雨が降った日はたった5回らしい。どうりで記憶の中の10月10日は晴れの日が多いわけだ(東京生まれではないけどね)。
でも特異日は単純に晴れる割合が高いだけでなく「前後の日に比べて高い日」という定義があるので、単純に10月10日が晴れる割合が多いだけでは特異日にはならないんだって、いろいろ難しい。
いろいろ御託を並べたけど、この日10月8日の体育の日は晴れたよ