雨が降りそうになったり、太陽が少しだけ顔を出したり。
まさに梅雨空の週末となった東京多摩地区。
いま高幡不動尊では夏の花、ヤマユリが見頃になっている。
ヤマユリが咲く時期に高幡不動尊の山の中を歩くと、ユリのいい香りが漂ってくる。
見た感じはカサブランカなど、オリエンタルハイブリッド系ユリにそっくり。
それもそのはず、ヤマユリは日本に自生するユリの中で園芸種的には一番重要な
原種となっているユリでオリエンタルハイブリッド系の原種。
ヤマユリの花びらの内側の赤い斑点を取ったらそのままカサブランカだね。
上の写真は我が家で咲いているカサブランカ。
このカサブランカは神代植物公園で買った球根を植えて4回目の夏、何も手入れ
することなく毎年良く咲いてくれる。
ヤマユリは茎の太さと長さに比べて花が大きいので、何か支えてあげないと
強い風が吹いたりしてこんな感じになってしまうことがある。
大日堂と大師堂の間で咲いているヤマユリは、竹の支柱で支えられている。
高幡不動尊ではあじさいまつりが終わると、来年もまたきれいな花を咲かせるために
花を切り落とす「あじさいの珠切り」が行われる。
先月まであじさい見物で人がたくさん訪れていたこの場所もきれいに花が刈り取られている。
たまにポツンと花が残っていたりもするんだけど。まあ人間がすることだからね。
珠切りの前までは、あじさいとヤマユリの両方が楽しめたんだけどいまはもう
こういう光景を見ることができないのは少し残念。
上写真は先週の日曜日7月10日に撮ったもの。
あじさいまつりも終わって境内は人が少ない。
これからしばらくはこんな感じが続くだろけど、これが本来の高幡不動尊。