昭和記念公園のこもれびの丘。ここは公園の北側に広がる雑木林で武蔵野の雑木林を復元したもので、普通の公園ではあまり見かけない山野草を見ることができる。
これはカリガネソウ(雁金草)、シソ科又はクマツヅラ科。別名ホカケソウ(帆掛草)。
延びた雄シベと花の形が雁(=がん)に似ているからついた名前だそうだが、帆掛け船に似た形で別名の帆掛草の方が似合うと思う。
フシグロセンノウ(節黒仙翁)、ナデシコ科。
地味な色の山野草が多いが、鮮やかなオレンジ色が目立つ花。
これはホトトギス、ユリ科。花の斑点が鳥のホトトギスの胸にある模様と似ているからついた名前。
花びらが反り返って下を向いているのがヤマホトトギス。
花びらが反り返っていないのがヤマジノホトトギスだそうだ。
白花のホトトギスもあるけど、名前の由来の斑点がないからホトトギスと呼んでいいのだろうか(笑)
そしてこれはオケラ、キク科。春の若芽は食用になるそうだ。
同じキク科のコウヤボウキ(高野箒)に似ているし、すごーく地味なアザミにも見える。
地味だけど虫がよくついていたので、花の蜜は美味しいのかもしれない。
これはゲンノショウコ(現の証拠)、フウロソウ科。代表的な生薬・民間薬で下痢止めや整腸薬とされていて、実際に効く証拠というのが名前の由来。
ゲンノショウコにはピンク色の花もある。
奥に見えるのはミズヒキ(水引)、タデ科。
これは金水引 (きんみずひき)、バラ科。上のミズヒキの金色版のような名前だけど姿は随分違う。
昭和記念公園で開催される箱根駅伝予選会。
箱根駅伝人気はすごく、とにかくすごい人出なので、この日の午前中は昭和記念公園には行かない(汗)。