今日から10月。あれだけ暑かった夏もすっかり終わって昭和記念公園にも秋がやってきている。ということで今回は秋の七草。
何故か春の七草は簡単に言えるけど、秋の七草はどうしても覚えられない。
秋の七草の覚え方とされている「おすきなふくは」を思い出せないから手の打ちようがない(汗)
覚える意味でも今回は「おすきなふくは」の順で昭和記念公園の秋の七草の紹介。
「お」=オミナエシ(女郎花)、オミナエシ科。同じような花で色が白いオトコエシ(男郎花)という花もある。
「す」=ススキ(薄)、イネ科。すすきの穂が動物の尾に似ていることから尾花とも呼ばれる。
ススキが秋の夕日に輝く姿を見ると「秋」を感じるよね。
下はお月見に欠かせない飾り。写真はちょうど中秋の名月の日の昭和記念公園こもれびの里で撮ったもの。
「き」=キキョウ(桔梗)、キキョウ科。夏から長く咲いている花。
キキョウには白い花もある。
「な」=ナデシコ、ナデシコ科。これはカワラナデシコ、ナデシコはいまの時期に咲いている花を見つけることができず2018年7月に撮影したもの。
「ふ」=フジバカマ(藤袴)、キク科。下写真の蝶がとまっているのがフジバカマなんだけど、遠くてよくわからない。
昭和記念公園でフジバカマを見つけることができなかったため、下写真は近所で2014年10月に撮ったフジバカマ。
「く」=クズ(葛)、マメ科。根っこから食用の「葛粉」や生薬の「葛根」が作られる。
繁殖力が強く成長が早いため、世界では侵略的外来種として指定されていて、葛が大地を覆いつくしてしまい、他の植物がまったくない状態を「緑の砂漠」と呼んだりするそうだ。
「は」=ハギ(萩)、マメ科。字を見ると草冠に秋、まさに秋の花だけど、キキョウと同じで夏から咲いている。
白い花の萩もあってシラハギ(白萩)という。
昭和記念公園には秋の七草を1か所で見ることができる秋の七草花壇というのが作られている、だからと言って秋の七草が一時期に咲くわけではない。今回はクズとフジバカマは七草花壇で見ることができなかった。