キンポウゲ科のフクジュソウ(福寿草)。花の少ない時期に黄金色の花を咲かせるので、春を告げる花の代表とされている
旧暦の正月(2月)頃咲き出すことから別名ガンジツソウ(元日草)やツイタチソウ(朔日草)などとも呼ばれる
幸福の「福」と長寿の「寿」というめでたい名前で正月用に盆栽として出回るが、正月に飾られる花は室(むろ)などでの促成栽培で、普通に咲くのは今頃となる
この福寿草は高幡不動尊の弁天池回りで咲いているのを見つけた
太陽の光に敏感で、昼間でも曇ってしまうと数分で花がしぼみ、再び日があたるといつの間にか花が開くそうだ。下の写真は曇りの時に撮ったもの
寒い時期に咲くので、花の中の温度を下げないための工夫なんだそうだ
こんなにかわいくてきれいな花だけど、有毒・・・食べてはいけない
上の写真でも少しだけ葉が見えるけど、花が終わる頃、にんじんの葉のような、こまかい葉が一面に広がる
福寿草は、すでに江戸時代前期頃には、新年を祝うめでたい植物として鉢植えなどにして出荷されていたらしい。春を待つ人の気持ちは昔から変わらないんだね
福寿草のように春先に花をつけ、夏まで葉をつけたあと、次の春までは地下の根茎や球根などで過ごす一連の草花を総称してスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)というそうで、セツブンソウやカタクリなども同じ特徴を持つそうだ
カタクリの花はもう少したつと京王百草園で見ることができるが、実は梅まつりで見物の人が梅の花を見上げている足元で福寿草もたくさん咲いている。その京王百草園の梅まつりの様子は次回に
(撮影2010年2月)
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