6月に入って昭和記念公園で花菖蒲が見頃になっている。昭和記念公園の花菖蒲は花木園の菖蒲田と日本庭園の2か所で見ることができる。
まずは花木園の菖蒲田。名前の通り田んぼのような所で花菖蒲が咲いている。

花菖蒲は古くから愛され野生種のノハナショウブを品種改良した多くの園芸品種が生み出されている花。

数千種類もの品種があると言われるが、大きく分けると「江戸系」「伊勢系」「肥後系」といった系統がある。
「江戸系」「伊勢系」「肥後系」というと古典菊の種類「江戸菊」「伊勢菊」「肥後菊」と重なる。菊も花菖蒲と同じようにも古くから愛されて品種改良が進んだ花で、江戸時代に地方の藩主が成育を奨励したことからこのような名前が付けられている。
ポツンと黄色い花菖蒲が咲いていた。
水辺でよく見かける濃い鮮やかな黄色い花は「黄菖蒲」で古くからの日本の在来種の花菖蒲には「黄色い花」は存在しなかった。
この黄色い花菖蒲は、黄色い花菖蒲を作りたいという研究者の努力で日本のハナショウブと、ヨーロッパのキショウブを人工的に掛け合わせて生み出された品種。愛知の輝き、金冠、月の蛍、黄小町、初日の出などがあるそうだ。
これがキショウブ(黄菖蒲)。キショウブは、明治時代にヨーロッパから鑑賞用として日本にやってきた外来種で、非常に繁殖力が強く、日本の在来種(ハナショウブなど)の生態系を脅かす恐れがあるため、現在は「要注意外来生物」に指定されている。

ここでは花菖蒲をゆっくりベンチに座って鑑賞できる。
このベンチの後ろ側はアナベルがたくさん咲く場所になっているが、この日はまだアナベルは咲きはじめだった。
アナベルは咲き始めはこのような薄い緑色でだんだんと真っ白に変わって行く。
花木園売店前で咲いていたスカシユリ。
初夏はユリの花の季節でもある。鮮やかなオレンジ色のスカシユリはすごく目立つ。
これは観賞用トウガラシ。
カラフルでかわいいので庭のアクセントとして植えられることが多いそうだが美味しいお菓子のようだ。
毒はないそうだが観賞用に特化しているため、食べたとしても激辛だったり、皮が硬くて美味しくなかったりするそうだ。
昭和記念公園(Vol.628) (撮影 2026年6月1日)
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