これは私がいまでも履いているサロモンの「SX91」です。
実はこれより高くて、赤と白のデザインが格好良くてすごく人気があった「SX91 EQUIPE」というのがありましたが、あまりにミーハなモデルだったことと、当時スキーの道具を買っていた吉祥寺の「山幸」というお店の店長が、「EQUIPEは値段の差ほど機能的には変わらない。EQUIPEにある角度調整機能を使って前傾姿勢にしたいならばリアエントリータイプじゃなくて4バックルのラングを買った方がいい。」と言われたこともあって選んだものです。
この時、ラングをちょっと履いてみたけどすごく痛いホールド感バッチリというよりグッと締め付けられてって感じなので前傾姿勢にはなるけど、こんなに痛いのは嫌だ
その頃はリアエントリーの大ブームでほとんどすべてのメーカーがこのタイプ。4バックル(フロントバックル)は硬派のラングぐらいという状態でした。
このリアエントリータイプは前傾姿勢がとりずらく足の固定具合もいまいちだったため当初から上級者・本格派向けではないと言われていて、ブームも数年で終わってしまいます
私が初めてスキーの道具を買ったのは社会人になった年で、その時は初心者には履きやすいと言ってすすめられたノルディカ。そしてこのサロモンのSX91が2足目です(板は4枚目)。それからというものずっとこれを履いているわけで、いいかげん買い換えたい。というかもうボロボロだし、素材的にも限界で、滑っているあいだにバックリと割れたらどうするの?と心配になっています
リアエントリータイプは上級者には向かないとか言われるものの、別にいまさら痛い思いしたくないし、ガンガンすべってうまくなりたいわけでもない。とにかくリアエントリータイプは履くのも脱ぐのも超楽チンで、ずっとこれを履いてきたんで、いまさら面倒なタイプ(4バックル)にはしたくない。
という訳で、買い換えようと何度かお店で探したことがあるんだけど、いまではリアエントリータイプはジュニア用にちらほら見かけるだけ。大人用でリアエントリータイプはまったくない状態。何かが流行ると全部同じになり、廃れると、もうどこにもなくなるというのは困ったもんだ
リアエントリーブームの再来とは言わないけど、商品の多様性を考えて何種類かリアエントリータイプを作ってほしいものです。でも、売れないんだろうなぁ・・・
ところでこの靴は何年前に買ったんだろうか?記憶が定かではないんだけど、確かスキーバスで「私をスキーに連れてって」(1987年原田知世&三上博史)や「彼女が水着にきがえたら」(1989年原田知世&織田裕二)を見た覚えがあるから、もう20年近く前になるんだろうか?
そういえばこの映画、おやぢスキーヤーの昔話に必ずでてくる映画だね、反省・・・