高幡不動尊の四季 ショウジョウバカマ
高幡不動尊の境内、初夏には山アジサイが自生する場所に、この時期になると咲くのがショウジョウバカマ(猩々袴)。花を想像上の動物(ショウジョウ)に見た立てて、葉を袴に見立てたもの。
多摩地区、特に高幡不動尊と昭和記念公園を中心にした散歩写真
高幡不動尊の境内、初夏には山アジサイが自生する場所に、この時期になると咲くのがショウジョウバカマ(猩々袴)。花を想像上の動物(ショウジョウ)に見た立てて、葉を袴に見立てたもの。
いま高幡不動尊の境内でたくさんのツバキが咲いている。ツバキとサザンカは共に冬の花というイメージがある。サザンカは晩秋から冬が花期だけど、ツバキは冬から春が花期。ツバキ(椿)は万葉集にも登場し木に春と書くことから、昔から春の花と考えられてきたのだろう。
4月最初の週末。昭和記念公園の残堀川沿いの春風景を見たあと、みんなの原っぱに向かった。みんなの原っぱの北東側にある桜の園でソメイヨシノが見頃。手前は南花畑でパラパラと咲き始めているアイスランドポピー。お花見の人がいっぱい。
高幡不動尊の鐘楼下の斜面でカタクリが咲き始めた。カタクリ(片栗)、ユリ科。早春に花を咲かせて5月頃には球根だけ残して地上からは姿を消してしまう、スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物。斜面に近寄ることができず、400mmの望遠レンズを使ってもこの大きさでしか撮れない。
4月最初の週末は、天気は良いものの気温が低めになった。昭和記念公園の桜、ソメイヨシノ(染井吉野)やヨウコウ(陽光)が見頃になってきている。まずは、毎年楽しみにしている、「ふれあい橋」から見た残堀川沿いの風景。遠くに見えるのは花木園梅園そばの「さくら橋」。
気温は上がったり下がったりするものの、確実に春になっている高幡不動尊。今回は見た目が河津桜や染井吉野ではなく、ちょっと地味な春の花。これは花に見えないかもしれないカンスゲ(寒萓)、カヤツリグサ科。普通に散歩していたら見逃すこと間違いない。