晩秋の京都 建仁寺 天井画「双龍図」

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晩秋の京都を訪れた時の日記、第二弾は臨済宗 建仁寺。

祇園の花見小路通の突き当りにあるお寺。 これは勅使門。花見小路通の反対側だけど、この門のすぐ先に下写真の三門があるので、たぶんこちらがお寺の正面。     「望闕楼」と書かれているが、これは御所を望む楼閣という意味だそうだ。

これは風神雷神図。俵屋宗達の屏風画で左側が雷神、右側が風神。この風神雷神の姿はよく見かける。国宝に指定されている本物は京都国立博物館に寄託しているので、これは高精細複製作品の屏風。だから写真撮影も可能。   

これは方丈の襖。建仁寺方丈障壁画の中の「雲龍図」。建仁寺方丈の襖に描かれた建仁寺方丈障壁画は「竹林七賢図」16面、「琴棋書画図」10面、「雲龍図」8面、「山水図」8面、「花鳥図」8面から構成されているそうだ。 貴重な文化財を消失させてはならないという理由から、すべて襖から掛軸に形を変えた上で京都国立博物館に保管されている。そのため、これも高精細複製作品。 

これは本坊の大書院、小書院、回廊に囲まれた中庭、潮音庭(ちょうおんてい)。四方向から眺めることができる枯山水の庭。        紅葉の庭向こうの小書院の中に鮮やかな青色の襖絵が見える。    これは染色画家の鳥羽美花氏によって描かれた小書院の襖絵「舟出」。 青を基調に舟が静かな湖面を波立たせる様子を表現しているそうだが、寺院の襖にはあまりない色づかいにハッとさせられた。    

これは枯山水様式の方丈の前庭 大雄苑(だいおうえん)。    陽当り良好で暖かい縁側だったけど、冬は寒いよね・・・    


これは僧侶が仏教を講義する建物の法堂(はっとう)で、禅宗様仏殿建築で仏殿兼用の拈華堂(ねんげどう)。ここには、ご本尊の釈迦如来座像と脇侍迦葉尊者・阿難尊者が祀られている。    さらに天井には平成14年(2002年)創建800年を記念して「小泉淳作画伯」筆の双龍が描かれた天井画がある 。   なかなか迫力がある天井画。同じ臨済宗で嵯峨嵐山にある天龍寺の法堂天井に描かれた雲龍図を思い出す。    この建仁寺は屛風画、襖絵、天井画が印象に残るお寺だった。      

   臨済宗建仁寺 撮影 2021年11月29日 にほんブログ村

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コメント

  1. hisami より:

    ここのお庭 私も大好き❤
    暫くぼぉ~~~ってしてしまいますよね

    • chibita より:

      ちびた>hisamiさん
      いいお庭でした。
      ちょっと足元が寒かったので、ここでホッコリできました。

  2. 凪々 より:

    双龍図は迫力有りますね。
    迫り来る感じがして圧倒されました。

    • chibita より:

      ちびた>凪々さん
      天井画や襖絵は撮影禁止のところが多いのですが、ここは自由でした。
      せっかくの双龍図ですが、どう撮っていいのかわかりませんでした(汗)