昭和記念公園もユリが咲く季節になった。
西立川口近くのぶらぶら坂で咲くスカシユリ。
スカシユリは上向きに咲くことも特徴の1つ。
一般的なユリは横から下向きに咲く。これは受粉の妨げになる雨水が花に溜まることを避けるためらしいが、スカシユリは花びらに隙間があるため雨水が花に溜まらず抜けやすいので上向きに咲いても問題ない。
上向きに咲くことの利点は昆虫が見つけやすく花に近寄りやすいこと。また上向きなので太陽光を受けやすく花の温度が上がるため昆虫の活動を促す効果もあるそうだ。
ぶらぶら坂を下りきったところにある小さな花壇で毎年この時期に咲くチョコレートコスモス、キク科。
確かにかすかではあるがチョコレートの香りがする。
チョコレートコスモスが咲く花壇からさざなみ広場の方に向かったところで毎年カサブランカなどオリエンタル・ハイブリッド系のユリが咲く、これはコンカドール。
カサブランカと同じオリエンタル・ハイブリッド系のユリでイエローカサブランカとも呼ばれる、花の形はカサブランカそのもの。
これがカサブランカ、純白の大輪花と強い芳香でユリの女王と呼ばれるオリエンタル・ハイブリッド系の代表品種。
オリエンタル・ハイブリッド系はヤマユリ、サクユリ、カノコユリなど東アジア原産のユリの交配を重ねて作り出された。
カサブランカの花びらの反りを強くして斑点をつけたらヤマユリによく似ている。
上写真は2022年7月11日に昭和記念公園のこもれびの丘で撮ったヤマユリ。
今年もたくさんきれいに咲いているが、カサブランカも同じ場所に植え続けると球根腐敗や立枯病などの連作障害が出る花。ここで毎年これだけきれいに咲かせることができているのは腐葉土を混ぜたりたい肥を入れるなど地道な土壌改良作業が行われているのだろう。
これはシルクロード。このユリも大輪・厚弁・強香というオリエンタル・ハイブリッド系の特徴を持つ。
このユリは背丈が高い、120cmから150cmぐらいはある。
花びらの白地に深い赤が奥から外に向かって徐々に明るくなるグラデーションと滑らかな表面の質感がシルク(絹布)をイメージさせることからついた名前だそうだ。
昭和記念公園(Vol.631) (撮影 2026年6月30日)
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