伊豆の日帰りバスの旅。柿田川湧水群の次に訪れたのがこの修善寺。
桂川（修善寺川）の中にある独鈷（とっこ）の湯。現存する伊豆最古の湯だそうだ。
空海（弘法大師）が仏教の法具の１つである「独鈷杵」（とっこしょ）で川の岩を砕いて
温泉を湧出させたと言い伝えられている。
でも現在は入浴はできず、手や足をつけるだけの観光スポットになっている。
上写真の川の上流方向にある「竹林の小径」。竹林の中にきれいな石畳の散策路
がつくられている。
背の高い竹に囲まれた風情のある場所だけど、それほど年代を感じないなので
わりと最近整備されたんだと思う。
小径の途中にはギャラリー「しゅぜんじ回廊」があって風鈴の写真を撮った。
竹で作られたすごく大きな円形ベンチ。座るとなんだか健康竹踏みの竹の上に
座っている感覚（笑）。
ここの竹は孟宗竹で日本の竹では最も背が高くなる種類。
竹林の小径のすぐ横を流れる桂川の清流の音が聞こえる。
奥に見える赤い橋は桂橋、別名結ばれ橋。
こちらは楓橋、別名寄り添い橋。
別名を見ればわかるが、桂川にかかる橋に願いをかけながら渡ると、恋が
成就すると言われているそうだ。
独鈷の湯そばで売られていた、生わさびソフトクリーム。目の前で生のわさびを
すりおろしくれる。
生わさびは新鮮でつーんと鼻にくるのはいいんだけど、残念ながらソフトクリームには
あわないと思う。今回のバス旅行では、柿田川公園のとうふソフトクリームに軍配が上がる。
続いて訪れたのが、さっきの独鈷（とっこ）の湯のすぐそばにある修禅寺。
夏だから見た感じは特にかわらないが、冬は湯気が立っているそうだ。
緑に囲まれた鐘楼。
修禅寺は空海が創建したので真言宗のお寺だと思ったら曹洞宗のお寺。
荒廃したが、北条早雲によって曹洞宗の寺として再興されたそうだ。
温泉の名前は修善寺だけど、お寺は修禅寺。
昔、西伊豆に海水浴に行くときに、その行き帰りに車で何度か通過した修善寺。
夜中の国道を走り、赤い橋を渡ると、やっと修禅寺まで来たなぁと眠い中で思った記憶がある。
いつかはゆっくり温泉宿に泊まりに来たい場所だとずっと思っていたが、今回のバス旅行
でも、わずか５０分ほどの自由時間だった。つくづく縁がない温泉街だ（汗）。
