日本一早い紅葉を見る北海道ツアーで訪れた大雪山黒岳。
このツアーのウリは3つの絶景遊覧、その1つが旭岳ロープーウェイで、もう1つがここ黒岳ロープーウェイの紅葉空中散歩。紅葉の見頃には少し早かったかもしれないが、日本一早い紅葉を見ることができた。
旅行会社のこのツアーの紹介ページでは下の写真と同じような所が真っ赤に紅葉している写真がアップされていたが、この場所はこのあと見頃になっても、それほど赤くなるような場所ではなさそう(笑)
標高670mの層雲峡駅から標高1300mの黒岳5合目(黒岳駅)までを7分で結ぶ黒岳ロープーウェイ。
曇っていたものの旭岳ロープーウェイの時と違って、途中の視界は良好できれいな紅葉を見ることができた。
部分的ではあるものの、ここでは赤く色づいた紅葉も見ることができた。
これが黒岳駅。屋上が展望台になっていて、あまり広くないけど、ここからの眺めが良い。
ロープーウェイを降りるとダケカンバに囲まれた散策路があって、その先に標高1700mの7合目まで登ることができるリフト乗り場がある。
7合目あたりが樹林限界になっているらしいので、このリフトに乗りたかったけど、そこはツアー旅の弱点、ツアースケジュールにそれだけの自由時間はなかった。
ここからの写真はすべてロープーウェイ乗り場の屋上展望台からの眺め。
どんより曇り空が続いていたが、雲の切れ間から太陽が顔を出した。左から黒岳(標高1984m)、桂月岳、凌雲岳、上川岳と続く。
影が見下ろした斜面に映っている。霧が出ていればブロッケン現象を見ることができたかも(笑)
緑のままの針葉樹林と赤色や黄色に色づいている広葉樹林が陣取り合戦をしているようにも見える。
黒岳ロープーウェイ屋上での(他のツアーの)ガイドさんの説明によると、このあたりは一面が針葉樹帯だったが、洞爺丸台風(1954年)で壊滅的な打撃を受けたところに、いち早くダケカンバなどの広葉樹林が侵入し成長したため、今はこのような紅葉を見ることが出来るそうだ。
ただしダケカンバが寿命(250年程度)をむかえると、またここは針葉樹林帯に戻ってしまう可能性が高いとのこと。人間の寿命とはスケールが違う自然のダイナミズムを感じる話だった。
このあと層雲峡で一番きれいな滝と言われる流星・銀河の滝を訪れた記事に続く・・・