昭和記念公園の花木園梅園の梅の木の足元で咲いている福寿草。
白梅を背景に福寿草が咲いている様子は早春という表現がぴったりかもしれない。
福寿草はキンポウゲ科。旧暦の正月頃に咲くことから、元日草(ガンジツソウ)、朔日草(ツイタチソウ)などという別名がある。
花びらを一杯に開いて太陽の陽射しを集めるパラボラアンテナのようだ。実際に花びらで陽射しを花の中心に集めてその熱で虫を誘引するそうだ。
梅園のすぐ横でもたくさん咲いている。
ひまわりと違ってすべての花が太陽と同じ方向を向くわけではない(笑)
これは1月下旬に撮った福寿草。地面からいきなり花が咲いている感じ(笑)
いまは、横から見ると咲き始めの頃に比べてずいぶんと茎が伸びて葉もたくさん出始めている。
福寿草は早春に花を咲かせそのあと葉を出すが、夏には枯れてしまい、その後は地下茎だけで春まで過ごすスプリンエフェメラルの1種。
いち早く咲いて、ライバルが大きくならないうちにたくさん光合成して栄養を根に溜め込んでおく作戦だね。