早いもので12月も2回目の週末。土曜・日曜日とも冬晴れになった。
静けさが戻った境内。
ところどころにまだきれいな紅葉が残るものの、落ちたモミジの葉が秋の終わりを告げていた。
そしてこの日12月10日は11年5ヶ月ぶりに日本全国で観測できる皆既月食の日。
こんな幻想的な月を見ることができるなんて思ってもみなかった。
2011年12月10日23時21分、皆既食に入った月。
「今朝はこの冬1番の冷え込み」。これから何度も聞くことになるんだろうね、このフレーズ
この冷え込みでモミジの葉もつめたそう。
霜柱を撮ろうと思ったら、なんだかよくわからないけどキラキラしたピンぼけ写真になった
六地蔵さんの前に続く大日堂脇の路。
毎週ここに立って六地蔵さんにお参りしているけど、この日はきれいなモミジの落ち葉に足を踏み入れるのをちょっとためらった。
六地蔵さんの後ろの紅葉はちょっと見頃を過ぎていた。
見頃はたぶん1週間前。下は見頃だったと思われる12月4日に撮ったもの。
この六地蔵さんのあたりは午前中は山の影になるから、夕方の方がきれいになる。
上の写真も12月4日夕方に撮ったもの。
冬の低い太陽がキラキラひかっていたこの日は、夜まで快晴が続いてくれた。
これは22時04分、月がはっきり欠けてきた。
これは22時18分。ここまでは普段の三日月と同じように見えた。
これは22時38分。ここからうっすらと影の部分に色がつき始める。
22時51分。皆既月食が始まる。
月が完全に地球の影に入ったのに真っ黒くならないのは、地球の大気に屈折や散乱され太陽光が月面を照らすためだそうだ。
この時の月が白や黄色にならないのは、朝焼け・夕焼けの原理と同じように波長の長い赤い光の方が大気中を通過しやすいため。すなわちこういう赤銅色になるのは朝焼け・夕焼けの太陽の光がお月さんを照らすからなんだね。
こんな天体ショーをきれいに見ることができたのはすごくラッキーだった