これも前回の昭和記念公園の続きで8月最初の酷暑の週末。
多摩都市モノレールの立川北駅から昭和記念公園に向かうと、あけぼの口から入って無料エリアを歩いて立川口に向かう。
これがその途中で立川口とその先のカナールを見たところ。暑さでこの距離を歩くのがちょっとイヤになる。
それでもこの時期に昭和記念公園に来る理由は、前回のナツズイセンとサギソウを見るため。
特にサギソウは、ボランティアの方が1年間丹精込めて育てたサギソウが花壇や鉢植で見ることができるサギソウまつりが開催されるぐらい力が入っている。
ちなみに、昭和記念公園のサギソウまつりは8月2日(土)から8月31日(日)まで。
まずは花木園水鳥の池デッキのまわりで咲いているサギソウ。
花壇や鉢植えと違って、花の密度は高くないが、まわりに草花があって自然な感じで咲く姿を見ることができる。
まだ咲いている花が少ないような気がする。
ここからは西立川口さざなみ広場の鉢植のサギソウ。
サギソウ、ラン科。サギが羽根を広げたような姿からついた名前で姫路市と世田谷区の花に指定されている。
別名白鷺城とも呼ばれる姫路城がシンボルになっている姫路市ではそのシンボルにふさわしい花として昭和41年に市の花に制定。昔は大規模な自生地が存在し、悲しい伝説が残る世田谷区では昭和43年に区民の公募により区の花に制定している。
悲しい伝説とは、『吉良頼康公の側室「常盤姫(ときわひめ)」が悪い噂話のために追放され、身重で逃亡し、自害して身の潔白を証明しようとした。その際、飼っていた白鷺の足に遺書をくくり付け飛ばしたのだが、白鷺は途中で力尽きて死んでしまう。死因は飛び続け力尽きたとも、鷹狩の鷹や弓矢に落とされたともいわれている。その白鷺が多摩川のほとりでサギソウになったという御伽噺(おとぎばなし)である。現代、世田谷区にはサギソウの自生地は残っていない。(Wikipediaより)』
花壇ではたくさん咲いている姿を見ることができるが、まだちょっと早いかも。
これはカノコユリ、ユリ科。
鹿にある斑点のような模様を「鹿の子模様」というが、花びらのつぶつぶが鹿の子模様に似ているからついた名前。
ノウゼンカズラ、ノウゼンカズラ科。
ノウゼンカズラは漢字で書くと凌霄花。「凌」はしのぐ、「霄」はそらの意味。
ノウゼンカズラはつる性植物で木にまといついて天空をしのぐほどの高さにまで登ることからついた名前。
ノウゼンカズラも夏の花だ。
ハギ(萩)、マメ科が咲き始めていた。
萩の字が意味するように秋の花で秋の七草でもある。それでも8月初旬から咲き始めるようだ。
早く萩が似合う季節になってほしいものだね。