4月7日(土)、参道からお不動さんを見ると大きなクレーンが見えた。
境内のいつもの場所から見ると、不動堂前も立ち入り禁止になっている部分がある。
先週はなかったような大きな部材を屋根の上に運んでいる。
いまの屋根の上にさらに屋根を作っておいて補修作業をするのだろうか。
翌4月8日は花まつり、お釈迦様の誕生を祝う日。不動堂の前には花御堂(はなみどう)が準備されていた。
この花御堂は花で飾った小さなお堂で誕生時のお釈迦様の立像(誕生仏)が安置されている。花御堂はお釈迦様が生まれたところルンビニ(現ネパール南部)の花園を表しているそうだ。
お釈迦様は生まれた直後に周囲を見渡し七歩歩き、右手を天に左手を大地に向けて「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と言ったと伝えられている。その時の姿をあらわしたのがこの誕生仏。
以下は翌日(4月8日)の花まつり法要、灌仏会(かんぶつえ)法要の様子。
長くお参りしているけど、高幡不動尊でこの行事は見るのは初めて。
さすがにこの日はクレーン車と立ち入り禁止区域はなかった。
法要が終わったあとのお参りの人の列。花御堂で柄杓で誕生仏に甘茶をかけて祝う。
甘茶を濯(そそ)ぐ行事なの灌仏会というそうだ。甘茶というと砂糖が入ったお茶のように思うが、アマチャやアマジャヅルを煎じたもの。
境内のソメイヨシノは見頃になっている。これは奥殿の横。
いい天気だけど気温は低く、冷たい風が吹いていて、じっとしていると寒く感じる。
上が大日堂前の山門から奥殿と五重塔方向を見たところ。下が入り口の駐車場付近。
この日の高幡不動尊の桜の開花状況。駐車場や奥殿から大日堂にかけてのソメイヨシノは見頃になっているが、山の上と向こう側の山桜や五重塔回りの枝垂れ桜(下写真)はまだ咲き始めから3分咲き程度。
不動門横の大きな枝垂れ桜のつぼみはまだこんな感じ。
この枝垂れ桜が咲くと境内がパッっと明るくなる。
高幡不動尊ではまだ当分の間いろいろな桜が楽しめそうだ