ミゾソバ 石田散薬の原材料

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この時期の田んぼ横の水路で咲いているミゾソバ(溝蕎麦)、タデ科。

上写真のガードレールの所から水路を覗いて見た様子が下写真。 

結構小さい花なのでぐっと近くに寄って撮らなければならない。ミゾソバは小さな米粒ぐらいの花。花びらの先端がピンク色なので蕾の時はそのピンク色が目立つ。 

このミゾソバは、新選組副長である土方歳三の生家で製造・販売していた家伝薬・石田散薬の原材料とされている。土方歳三の生家は武蔵国多摩郡石田村(現在の東京都日野市石田)にあって、石田散薬に関しては、歳三の実家から歩いて2、3分の多摩川の支流である浅川で採れたものを使用する慣習になっていたそうだ。まさにこの写真を撮っている用水路は浅川のすぐそば、日野市石田もすぐ隣という場所。土方歳三もきっとこのあたりは歩いていたに違いない場所。
ちなみに日野市のこのあたりは土方姓の家が多く、町内会・自治会でも土方さんは姓ではなく名前で呼んでいる。

水路に反射するキラキラのボケが気になって肝心の花はそっちのけ・・・  絞りとボケの関係、上写真はF9.0、下写真がF5.6下写真はF4.0、ボケの輪郭がやわらかくなっている。レンズは100mmの単焦点マクロレンズ。主題の花よりボケの方が目立ってしまった感じがあるけれど楽しかった。

なお、石田散薬については、1948年(昭和23年)薬事法改正に伴う製造販売許可申請において、国から無効無害という調査結果が示され、「成分本質効能に関する客観性のある科学的調査研究がなされていない」として石田散薬に限らず、黒焼きの民間薬全ての薬効を認めないという方針を示したため製造が中止されている(Wikipediaより)。

        撮影  2024年10月19日  にほんブログ村

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コメント

  1. hisami より:

    気温が下がってきて ようやく秋めいてきましたね
    今週はもう11月・・・急激に寒くなりそうで・・・
    ちょっと気分が落ちます 笑

    • chibita より:

      ちびた>hisamiさん
      秋めいてきましたね、やっとです。
      秋が短くてすぐに冬が来るという予想ですね。

  2. 西やん より:

    ミゾソバの花、あちらこちらで見ます。
    これが石田散薬の材料だった、知りませんでした。
    昔はいろんなものを材料にしてく薬にしていたんですね。
    効能を信じて飲めば効いたのでしょう。

    • chibita より:

      ちびた>西やんさん
      石田散薬を行商するなんて土方家も大変だったのでしょうか。
      信じる者は救われる。だったのでしょうね。