散歩道の途中にある向島用水親水路に黄菖蒲、アヤメ科が咲いていた。
黄菖蒲は外来種で、鑑賞用に育てられる花菖蒲に黄色の花がないため昔は重宝されたそうだが、いまでは「要注意外来種生物」とされている。
日野市は多摩川と浅川から取り入れられた用水路がたくさんあるが、宅地化が進んで用水路が排水路化する中で、「緑と清流のまち、ひの!」をスローガンのもと、水辺の再生が始まった。
この向島用水親水路は、そのシンボル的存在となっていて、コンクリートの護岸をやめて木の杭や石・土で固めた昔ながらの護岸にして、途中にビオトープや水車小屋などが作られている。
子どもたちが安心して遊べる水辺になっているので夏は水遊びをしている姿を見ることができる。
橋もちょっと雰囲気のあるデザインになっている。
地中海沿岸原産で黄色の花が珍しくて明治時代に渡来して重宝されたのに、湖沼や河川で野生化して拡散が問題なるというのは皮肉な話だね。