2018年の桜スポットの写真、最後は新宿御苑。
春霞の向こうに高層ビル群が見えることが良くも悪くも新宿御苑の特徴。
私はこの風景が結構気に入っている。
新宿御苑は江戸時代は信州高遠藩内藤家の屋敷があった場所。
明治5年(1872年)近代農場を振興するための内藤試験場、明治12年(1879年)には新宿植物御苑、明治39年(1906年)に新宿御苑となり昭和24年(1949年)に国民公園として一般に開放された。
これだけの長い歴史があるからだろうか、ソメイヨシノも古く大きな木が多い。
このソメイヨシノは樹齢何年なんだろう?
すごく歴史を感じる幹、ちょっとアップにしてみた。
園内にはいくつも池もあって、水面に映るサクラもきれい。
池に落ちたサクラの花びらが集まった、カフェラテのラテアートならぬサクララテアートって感じかな(笑)
新宿御苑には65種類1000本の桜があるそうだ。
これは大島桜。大島桜は日本で山野に自生する野生種のうちの一つ。
オオシマザクラは多くの園芸品種が生み出され、ソメイヨシノや河津桜の片親だそうだ。
これは十月桜(ジュウガツザクラ)。
全体のつぼみの1/3が10月頃に咲き、残りの2/3のつぼみが春に咲く1年に2度楽しめるサクラ。
手前が八重紅枝垂。奥が白妙(シロタエ)。
白妙はオオシマザクラの園芸品種であるサトザクラの白色八重咲き品種の代表的なサクラだそうだ。
背景はNTTドコモ代々木ビル、通称ドコモタワー。
見えているタワーの上層部は、アンテナを設置するための部分で鉄骨に外壁が貼られていて内部は空洞になっているそうだ。
秋には雰囲気の良い風景を作るフランス式整形庭園のプラタナス並木。
まだこの時期は葉もついていない(汗)
都会の真ん中にこれだけの空間があることはすごいことだと思う。最高の憩いの場になっている。
桜の木の下で飲めや歌えやのおなじみのお花見の光景にならないのは新宿御苑が酒類持込禁止、遊具類使用禁止だからだろう。この日は入り口で持ち物検査があった。
天気のいい日に芝生の上で寝ているだけで最高の気分転換になるだろう。