梅雨が明けた翌日、猛暑の昭和記念公園で見たかったのはこのヤマユリ。
スポーツドリンクを2本飲みながら立川口から遠いところにあるこもれびの丘に向かった。
ヤマユリ、ユリ科。日本特産のユリで大きく立派な風貌からユリの王様と呼ばれる。
白い花びらには黄色い筋が入り褐色・エンじ色の斑点がある。とてもいい香りがするユリ。
きれいなヤマユリを見ることができて、ここまで歩いて来た甲斐があった。
このヤマユリは園芸品種の原種として非常に大切なユリで、ヤマユリと交配してつくられ豪華で大きな花を咲かせるオリエンタル・ハイブリッドという系統の園芸品種が作られている。
オリエンタル・ハイブリッド品種の代表は同じくユリの王様と呼ばれるカサブランカだけど、まだカサブランカが咲くには少し早く、昭和記念公園で咲いていたのはこのコンカドール。
コンカドールはイエローカサブランカとも呼ばれる品種。
これもオリエンタル・ハイブリッド系のユリ、シルクロード。
このユリは背丈が高くて私の身長より高いところに花を咲かせていた。
これは八重咲きのユリ、アスカ。ユリの花で八重咲きはちょっと珍しいかも。
上の3品種が咲いているのは西立川口近くのさざなみ広場南西花壇。この場所のメインはカサブランカ。でもこの日は未開花だった。
オリエンタル・ハイブリッド系の園芸品種から離れて、素朴な姿が魅力の八重咲きの藪萱草(ヤブカンゾウ)。
そして一重咲きの野萱草(ノカンゾウ)。
ここはヤマユリも咲くこもれびの丘。オリエンタル・ハイブリッド系の園芸品種も見ていてきれいだけど、野原に自然に咲くこういうユリもすごく魅力的。
昔ながらの日本の夏を感じさせてくれる。でも、夏ってこんなに暑かったっけ・・・(汗)