11月15日は子供の成長を祝う七五三。もともとこの日は霜月の一五夜のあたるため、日本中のお祭が集中する日
11月は収穫を終えて神に感謝する月、そして15日は満月の日、さらに旧暦の15日は二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)で何事をするにも吉の日とされ各地で収穫祭が行われていたそうだ
まさにこの日の高幡不動尊の境内も「菊祭り」「紅葉」「ござれ市」と「七五三」が重なって、正月以来の賑わいになっていた
(上写真左)御護摩修行のため不動堂にあがる人たちの列が大香炉の横まで伸びてきている。前日の土曜日が雨で今日がすごく良い天気になったことも人出が集中した原因かもしれないが、こういう列ができるのは初詣や節分の時ぐらいではないかな
境内では千歳飴が売られていた。鶴亀・松竹梅など昔ながらの縁起がいいデザイン
千歳飴は子供の長寿を願って細長くさらに縁起の良い紅白で着色されている。開けてみたらミルキーだったりしたこともあったけど、高幡不動尊の千歳飴は昔ながらの飴。我が家もずいぶん前にお参りした
さて菊祭りも明後日11月17日で終わる、最後に私が注目した菊の花を少しだけ
この菊の花もよく見ると中心部が筒状になっている変わった花。いい天気の時にこういう白系の花を日向で撮ると色が飛んでしまいがち、こういう花は薄曇りの方がいい感じに撮れる
落ち着いたいい色合いのこの菊もボンボン菊かな。おしゃれなプードル犬の足ってこういう毛の刈りかたをしたいなかったけ
最後は典型的な形の大菊、花びらがこん盛りとして球のような形をした厚物。写真が少しアップしすぎでわかりにくいけど、3つの花の高さを揃えた「三本立て」
一番奥の花が「天」、手前の花が「地」と「人」。「天」の花を一番高く、「地」の花が「人」の花と同じか少し高くなるように育てるのが腕の見せ所だそうだ。もちろん3本別々の苗ではなく、1本の苗から3本の枝を伸ばして作る。これが一般的な仕立て方だそうだけど、すごく手間がかかりそう
この1週間で境内の紅葉も見頃になってきた
朝から天気が良く、日の当たった紅葉の赤い色がしっかり出るように撮ったら、全体的にちょっと暗~い感じになってしまった。やっぱり薄曇りぐらいの方が紅葉も撮りやすいのかもしれない
次の週末(11/22.23)の萬燈会に備えて、今週の五重塔には提灯が見える
この提灯に明かりが灯された萬燈会の雰囲気はなかなか独特でいい
昨年の萬燈会の時のブログ(2008年11月24日の記事)はこちら
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