春と言えばまずはこの花、いきなりだけどちょっとアップで
さてこれは何の花でしょう?なんてね。ちょっとわざとらしい、タイトルに菜の花って書いてあるし
今日(2/4)は立春、暦の上ではもう春。今週はまた寒さが戻ってきて昨晩も小雪がチラついていたけど暦の上だけでもやっぱり春はうれしい
まだ雪の降りつもる北国の方にはちょっともうしわけないけど・・・
今日が立春ってことは前の日が節分。季節を分けるってことなので、もちろん立夏、立秋、立冬の前日も節分。特に新年の始まりに相当する立春の前日の節分には各種行事が催されるようになって、そのうち節分といえばこの立春の前の日のことを意味するようになってきたそうだ。
まあ大晦日と元旦のようなもの?立春より前日の節分の方が行事が賑やかなので、クリスマスとイブの関係に近いかななんだか話が脱線気味
今年になってこれが散歩道で始めて見た菜の花。なんだかうれしくてたくさん撮ってしまった
でも撮ったのが1月30日なので節分前ってことで暦の上では昨年か
菜の花はアブラナ(油菜)科。そう言えば小さな頃、菜の花をアブラナって呼んでいたような気もする。
気になったので調べてみると、菜の花は野菜の花(菜っ葉の花)から菜の花になったそうだ。また、昔は種子から油(菜種油)をとっていたことから菜の花をアブラナ(油菜)と呼ぶようになったとか、アブラナ(油菜)はセイヨウアブラナのことで、本来の菜の花は従来種のアブラナのことだ、とかいろいろと書かれていた。
アブラナ属の花はどれも黄色で似ているからすべて「菜の花」と呼ばれる傾向があるとも書かれているので、すごく大雑把だけど、ここでは深く追求せずに「菜の花」としておく。
確かカブの花ってこんな感じ。カブ(スズシロ)も同じアブラナ科だしね。
そう言えば葉牡丹も4月ぐらいになるとこんな花を咲かせるよね。葉牡丹もやはり同じアブラナ科だ
調べていて気になったのは、菜種油がアメリカでは昔、食用禁止になっていたこと。これは昔の菜種油には過剰摂取により健康障害を誘引する恐れがある物質が含まれていたため。その後品種改良されこれらの物質を削減した「キャノーラ品種」が開発され、いまは「キャノーラ油」とか「カノーラ油」という名称で流通しているそうなのでご安心を。
閑話休題
菜の花ってこうして小さい花がたくさん集まっているのはわかっていても、普段私の頭の中の認識は全体として1つというか1本の黄色い花だったりする
だから途中の花をアップでこんな角度から撮ったりすると、ちょっと菜の花のイメージから離れてしまう
節分といえば(急に話がまた節分に戻るけど)、豆まきと並んで、コンビニなんかで盛んに宣伝している「恵方巻き」。今年の方角は西南西なんだそうだけど、これって微妙な方角だよね・・・さらに細かくいうと「西南西やや右」なんだそうだ
これは恵方巻を食べる時に向く方角は、歳徳神(としとくじん)という神様がいる方向で、それを恵方といい、今年は庚(かのえ)の方位で西微南(にし・びなん)とも言うそうだ
我々は方位を通常16分割しているが、恵方で利用する中国式は方位を24分割しているので、こういう微妙な方角のズレが出るらしい
ところで恵方巻は関西発祥の習慣だと言われる。私は子どもの頃、大阪の堺市に住んでいたけど、このような習慣は知らない
これも調べてみると、確かに江戸時代から大阪商人が商売繁盛を願ったこのような習慣があったらしいが戦後廃れたそうだ。それをまた大阪で復活させたのが1970年~80年頃からということなので、中学の途中で大阪から引っ越してしまった私がこの習慣を知らないのもうなずける。実はちょっとホッとしていたりして
ホッとしたところで最後にきれいな青空と菜の花
いま高校受験中の長女は4月生れなので、菜の花から1文字「菜」もらっている。そういう理由もあって菜の花が咲いているのを見るのはすごくうれしいんだよね
今回咲いていた菜の花はそれほど多くはなかったので、マクロレンズで接近して撮った写真を中心にアップしてみた。そのうちきれいな菜の花畑が撮れるといいなぁ