青空を背景にコブシの花がきれいに咲いている。今回はまた3月の散歩道の様子
ちょっとだらーんとし始めている花が多かったけど、まともそうな花をアップにしてみるとこんな感じ。
違う場所で見つけたちょっと種類が違うコブシ。シデコブシ(四手辛夷)というそうだ
シデコブシは別名がヒメコブシともいいピンク色を帯びることもあるそうだ。確かにこの写真でも花の中央部分は少しピンク色だね
向島用水親水路(日野市)。こうやって水車小屋と一緒に撮ると、故郷の春って感じが・・・でもここは東京都
こちらはモクレン(木蓮)
白いハクモクレン(白木蓮)と区別するために別名シモクレン(紫木蓮)と呼ばれることもあるそうだ。
しかしとっても優雅な花だよねぇ。なぜがビーナスを連想してしまった
これはもう花が終わりかけのミモザアカシア
3月最初の頃は元気をくれましたね
そしてヒガンバナ科のスノーフレーク。別名スズランスイセン(鈴蘭水仙)
白い花の先端の緑色の斑点がこの花のチャーミングポイント
かわいい花たちが春を楽しんでいる様子
みんなうつむき加減の花たちだけど、1人だけこちらを向いてくれる花がいた
最後にモクセイ科のレンギョウ。
レンギョウは川沿いの遊歩道に垣根としてたくさん植えられている。
詩人で彫刻家でもある高村光太郎はこのレンギョウが好きで、彼の命日(4月2日)は連翹忌というそうだ。これは彼の告別式で棺の上にレンギョウが一枝置かれていたことに由来するらしい
この写真は青空に鮮やかな黄色が目を引くが、高村光太郎といえば「智恵子抄」。日本文学(国語の授業)は得意ではないけど、「智恵子は東京に空がないという」の一節は強く印象に残っている。
福島県出身の智恵子は、どうしても東京になじめなくて、こんな訴えを光太郎にしたんだろうけど、もし私がそこに居合わせたのならば、上の写真と共に1枚目の青空とコブシの写真を見せてあげたい
このところの暖かかったり寒かったり、雨が降ったり止んだりの不安定な天気と違って、3月半ば頃は本当にいい青空が見れたんだなぁと思ってしまう。
「4月の東京には青空がない」。ちびたのささやかな訴えでした