気がつけば、もう9月。今年も残すところあと4ヶ月・・・いきなりちょっと嫌な書き始め(^^;)
特に行事がない週末、台風の影響でたまにパラパラと雨が降ることもあって境内の人は少なめ。
五重塔の防護用ネットが少し外されているのは台風の風を警戒してだろうか。
散歩道の浅川もこのところの雨で濁った水が少し多め。
雲が気になって、浅川にかかる万願寺歩道橋(通称 ふれあい橋)から空を見る。
この写真を撮った時、西日本を中心に記録的な豪雨と大きな被害をもたらしたノロノロ台風12号は山陰沖にあった
境内にある大きなイチョウの木の下にたくさんのギンナンが落ちていた。まだしっかり熟していないので、あの独特の匂いはない。
熟して落ちたのではなく、台風の風で落ちてしまったのだろう。こんなにたくさん落ちてしまって大丈夫だろうかと、上を見上げると、まだたくさんのギンナンがあって一安心。
このイチョウの木の根元にはフユサンゴ(冬珊瑚)がある。フユサンゴはナス科で、実の色がだんだん変わっていく。
同じくこの根元には誰かが置いたダルマ(達磨)さんが描かれた石が
そばで咲いているのはヤブラン(薮蘭)、ユリ科。
この時期は境内や山の中のいろいろなところで見かける花、日陰に咲いていることが多く、ちょっと撮りづらい。
以前も写真をアップしたサンゴジュ(珊瑚樹)、スイカズラ科の実。さらに赤さが増したようだ。
これはヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)、ヤマゴボウ科。
ブドウみたいな実も含めて全体が有毒らしい。ちなみに食用(山菜)のヤマゴボウはキク科で別種。
なんだか実りの秋近しという写真が続いたけど、ここでいきなりツユクサ(露草)、ツユクサ科。
ツユクサは漢字の通り、朝露のイメージからついた露であり、雨の時期の梅雨ではない。だから夏の終わりのこの時期でもいろいろなところでよく見かける。
弁天池のヒオウギ(檜扇)。リクエストいただいたので全体を撮ったところ。葉の並び方が宮中で用いられた木製の扇(ヒノキの薄い板をとじあわせた扇)の形に似ているからついた名前だそうだ
葉と花の間が微妙に離れていて、全体を撮ると間延びがしてしまい難しい
シュウメイギク(秋明菊)、キンポウゲ科。まだ咲いているのは数少ないけど、この花が咲き始めると弁天池にも秋が来たなぁと感じる。