散歩道の河川敷、地味な夏の花がたくさん咲いている。
この河川敷で一番目に付くのはこのアカツメクサ(赤詰草)、マメ科。
ムラサキツメクサとも呼ばれるように赤よりも紫っぽい。
アップで見ると、マメ科らしい花の形。レンゲソウの花もアップで見るとよく似ている。
シロツメクサと違うのは葉の形と葉のすぐ上に花が咲くところ。白い花のアカツメクサもあるそうだ。
こちらがシロツメクサ(白詰草)、マメ科。
もう少しきれいに咲いている花を撮りたかったんだけど見つからなかった。
ヒメジオン(姫女苑)、キク科。真っ白な花にオレンジ色のシジミチョウがいいアクセントになってくれた。
ハルジオン(春紫苑)とよく似ているが、たぶんハルジオンの方が花期が早く、花びらがやわらかい感じ。
ヒルガオ(昼顔)、ヒルガオ科。ヒルガオよりもアサガオの方がメジャー(?)だけど、植物分類上はアサガオもヒルガオ科。
分類上はヒルガオが優勢だけど、観賞用に栽培されるアサガオと違って、ヒルガオは雑草に近い扱いが少し残念。
ツユクサ(露草)、ツユクサ科。ツユクサの梅雨の草ではなく朝露の草。
ヒルガオと同じ雑草として扱われるが、この青色は雑草にしておくには捨てがたい美しさ。
そのためか「蛍草」「藍花」「青花」「移草」「月草」などいろいろな呼ばれ方をしている。
ヤブカンゾウ、ユリ科。
河川敷でひっそりと咲いている姿もいい。この花を見て嫌なことを忘れよう
これはマツヨイグサ(待宵草)、アカバナ科かな。
ヨイマチグサ(宵待草)という名前を良く聞くけど、それは竹久夢二の詩歌にあるからかも。ちなみに宵待草も待宵草も同じ花のことらしい。
上の写真を見ると黄色い花と赤い花が咲いているように見えるが、よく見ると赤いの花はすべてしぼんでいる。
赤い花は先に咲いてすでにしぼんでしまったのかと思って写真を撮ったが、この花の特徴は咲いている時は黄色だけど、しぼむと赤く変色するところなんだそうだ。なるほど、これは全部黄色の花だったんだね。