8月最初の週末。このところ東京都内では土曜日の夕方に雷雨がやってきて、各地の花火大会が中止になったりしていたが、この週末の土曜日は雷雨にはならなかった。
日曜日は曇りがちで日差しがない分だけ過しやすく感じた。それでも参拝者は少ない。真夏だし特に行事もないから仕方ない。
いつものように六地蔵さんの横から鐘楼の方に登って行くと、キツネノカミソリが咲き始めていた。
この花を見ると暑さが峠を越える頃の実感が湧く。
この日咲いていたのは、この1株だけ。次の週末にはもっとたくさん咲いているだろう。
さらに山に入って行くと、頭の上の方からいい香りがしてきた。上を見ると花が咲いている。
後で調べてみると、これはクサギ(臭木)クマツヅラ科。
こんないい香りなのでに臭い木?名前を調べていて?マークが並ぶ。葉や幹に独特の臭みがあるからついた名前だそうだが、こんないい香りの花が咲くのにちょっとどうなの?という名前。
いくつかの階段を登って一段落する場所にあるこのモミジが、緑の中でアクセントになっていていい感じ。
気がつくとセミの声がスゴイ、夏だよね。
セミの声のスゴイところは(というか、人間の耳か)、うるさく鳴いているのにそれほど気にならないこと。下手すると何も聞こえていない状態にも思える。
ツユクサ、ツユクサ科。
名前がツユなので梅雨の頃の花かと思ってしまうが、花期のメインはこれから秋にかけて。梅雨の頃にも咲いているけど、漢字で書くと露草で、露を帯びた草で朝露を受けて咲き始め午後にしぼむ。朝露は秋の季語。
ヤブラン(薮蘭)、ユリ科。この花も秋にかけての花。
ツルボと間違えやすいんだけど、やっと最近見分けがつくようになってきた(笑)
弁天池をハスの葉が覆っている。そろそろ弁天池のハスも最盛期かな。
そんな弁天池の端っこで季節外れのカキツバタ、アヤメ科が咲いている。
「いずれがあやめかきつばた」と言われて区別がつき辛いが、花と葉っぱから見てたぶんこれはカキツバタ。
これはヒオウギ(檜扇)、アヤメ科。京都の祇園祭には欠かせない花とされている。
まだ咲き始めで、これからしばらく花が楽しめる。色合いも派手で夏らしい花なので、撮るもの少ないこの時期にはとてもありがたい花。