ここ東京都日野市では10月の中頃が稲刈りの頃。
都市近郊の田畑だけあって、グループ菜園や田んぼがある。
そういう田んぼには必ず手作りの面白い案山子がいる。
本来の案山子の役割からすると、こんな人間がいることになるんだけど
この時期は田んぼの用水路で小さな花かわいいが咲く。
これはミゾソバ(溝蕎麦)、タデ科。葉と花が蕎麦に似ているからついた名前だそうだ。
下は神代植物公園のそば畑で撮ったそばの花。
ミゾソバの方がきれいでかわいいような・・・
つぼみの時の方が色が濃く見える。
このミゾソバは新撰組副長土方歳三の生家が製造販売していた石田散薬の原料とされている。
だから土方歳三の生家がある日野市のミゾソバはちょっと特別。しかもこの写真を撮った場所は生家があった日野市石田と浅川を挟んだ対岸ですぐそばになる。
新撰組命のにぽぽさんが石田散薬を作った時のブログ記事がこちら
ミゾソバの間にカエル。田んぼの水路といえばカエルだよね。
そして秋らしいトンボの姿も。
シジミチョウ。
「蓼食う虫も好き好き」のタデ(蓼)、タデ科。ミゾソバもタデ科だ。
セイタカアワダチソウ、キク科。
(これは昨年も書いた内容)セイタカアワダチソウは花粉アレルギーの元凶のように言われるけど、これは完全に濡れ衣。風で花粉を飛ばす風媒花ではなく、ハチなど昆虫によって媒介させる植物。ちょっとわかりづらいけど上の写真でも花の横に飛んでいる虫が写っている。
アップで見るときれい、違う花のようだ。
こんなところでヒッソリと休憩している奴がいる。
秋口まで我が家の玄関でも時々こういう姿を見ることができるが、この姿を見るとちょっと和む気がする
もう寒くなってきたからこの姿を見ることができるのは来年かな。
これらの写真は我が家からほとんど徒歩5分以内の場所で撮ったもの。東京都内とは思えないぐらい自然を撮ることができる近所の秋の風景
(撮影 2011年10月)