真夏の京都で写真オフ。
新幹線を降りて、すぐに山陰線に乗り換えて嵯峨嵐山駅下車。
天龍寺は京都五山の第一位とされ高い格式を誇る禅寺で、放生池のハスが有名なんだそうだ。
確かにハスの葉が広い池を覆い尽くしていたが、花にはまだちょっと早かった(汗)
そんなことにはめげずに有名な庭園、曹源池庭園を目指す。
庭園の前の大方丈。中には禅寺らしい達磨さんが。
襖に雲龍が描かれていたが光の関係でうまく撮れず残念。
大方丈から見た庭園の奥の方、この2枚の岩が龍門の滝だろうか。アオサギがじっと何かを狙っていた。
翌日、観光タクシーの運転手さんに聞いて知った話しだが、庭園の龍門の滝には鯉が滝を登ると龍になるという中国の故事「登竜門」に因んだ「鯉魚石」が置かれるが、ここは滝の下ではなく、滝の流れの横に置かれているそうだ。
この日撮った庭園の写真はなぜか上の1枚だけ。昨年秋にここを訪れた時の写真で補足(笑)
見事な庭園なんだけど、紅葉の時期の方が撮りやすかったってことか(汗)。
庭に入ったところで見た花。最初、葉が白くなっていたのでハンゲショウ(半化粧)かと思ったが、この花はコンロンカ(崑崙花)、アカネ科。
白くなった葉を崑崙山(こんろんざん)に積もる雪に見たてたのが名前の由来だそうだ。
入り口から少し奥にすすんだところで咲いていたこの花がハンゲショウ(半化粧)、ドクダミ科。
雑節の1つである半夏生の頃(7月2日頃)に花が咲くことから、半夏生とも呼ぶ(書く)そうだ。
こんな風に葉が白くなるのは虫媒花なので白く目立って虫を誘うためだとも言われている。花が咲き終わると、この白い部分は色落ちしてふつうの緑色っぽくなるそうだ。
曹源池庭園の奥から北門の方へ歩いた所、竹林の道につながる百花苑。
ここはまだなんとかアジサイが咲いていた。
竹を見ていると気持ちが落ち着く。
再びこの場所の昨年秋の様子。まあこれは余計な写真なんだけど、秋の時は天龍寺を訪れたブログ記事がなかったので(汗)。
根元にまだ竹の皮がついたまま伸びた若竹。人間の成長と同じ、途中で少し曲がってまた上に向かって育っている。
北門を出て竹林の道。竹は秋でも青いので、ここの様子は昨年の秋とそれほど変わらない。
秋より人が少なくていい感じだった。
見上げるとギラギラの太陽。この時もすでに暑かったが、今日は暑くなる予感・・・
天龍寺の方丈越しに見た庭園の様子はこちら