週末は行楽日和になった東京多摩地区。10月28日から開催されいてる高幡不動尊の菊まつりの様子。
菊まつりは開催直後よりも1週間から10日ぐらい経過した頃の方が花がしっかり咲いて見頃になる。
菊の品評会が実施されたようで「優等首席」などの評価が書かれた札がつけられている。
その中でも一際目立つ黄色い評価札「内閣総理大臣賞」が付けられた厚物の大菊、3本仕立て。
3本仕立てとは、後の1輪を花の2/3ほど高く、前の2輪の花は同じ高さに育てて、その3つの花を同時に 同じ大きさに揃えて咲かせる大菊では基本的な仕立て。菊祭りで飾れている大菊はだいたい3本仕立てになっている。
今回は品評会に出展された大菊ではなく、参考出品と書かれた「江戸菊」の紹介。
菊は平安時代頃から観賞用として栽培され、さまざまな品種が生み出されているが江戸時代までに創り出された菊を「古典菊」と呼ぶことがある。よく見る大菊は明治時代以後に創り出されたもの。
江戸菊はその「古典菊」の1つで、他に嵯峨菊、肥後菊、美濃菊、伊勢菊などがある。
江戸菊はその名の通り江戸を中心に栽培された菊で中菊の代表的な品種。
特徴は花びら。この花びらは花が咲くにつれてだんだんと中心を抱え込むように集まってきて、花の中心が見えなくなる。
菊まつりと同時に進行しつつある境内の紅葉。
一番色付きが早い五重塔の横は少しずつ色づきはじめているが、まだこれから。もっと赤くなるはず。
五重塔に飾られた提灯が、なぜかすごく汚れいているのが気になる・・・
山あじさいが咲く山内の紅葉はまだまだの状態。
この分だと、ここの紅葉は来週末でもまだ早いだろうね。
ところどころに色付いた広葉樹があるが、赤色・黄色というより茶色に近く、それが傾いた日差しと相まって晩秋を思わる光景を作り出していた。