高尾山といえば、真言宗智山派大本山である高尾山薬王院。正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」(たかおさん やくおういん ゆうきじ)という。
真言宗智山派大本山は他に成田山新勝寺、川崎大師平間寺があり関東の三大本山と呼ばれているそうだ
高幡不動尊金剛寺も真言宗智山派でこちらは別格本山
高尾山薬王院はケーブルカー高尾山頂駅から高尾山山頂に向かう途中にあるので、高尾山に登る途中にお参りするのが普通だが、今回は別尾根を登る稲荷山コースを利用して高尾山山頂に向ったので下山途中にお参りした。(だから写真の紹介順序が山頂側からになる)
まずは一番山頂に近い(山門からすると一番奥の)奥之院不動堂(下写真左)と飯綱権現堂(下写真右)
飯綱権現堂は拝殿、幣殿、本殿の三殿が一体となった「権現造り」といわれる様式で造られている。これらがすべて朱色にぬられているため新緑の中でとても鮮やかさに見えた。細かに施された装飾や色合いが日光の東照宮に近いイメージ
次に薬王院大本堂。薬王院は高尾山に古くから住むといわれる天狗を祀っているので、いろいろなところに天狗がいる
門の両側に天狗像があって、青天狗(下写真左)は開運、右の赤天狗(下写真右)は厄除けの働きをするらしい
おみくじやお守りなどがあるお札授与所(下写真左)と天狗像(下写真右)で左が子天狗、右が大天狗
薬王院の入口ともいえる、とても大きな四天王門(下写真左)と、少し参道を下山した場所にある浄心門(下写真右)
根の形が「たこ」の足に似ているという「蛸杉」は、根が参道の工事で邪魔になるので切り倒されるはずだったが、それを免れるために一晩のうちに根を曲げてしまいこのようになったとか
尾根から沢筋に30分ほど下ったところにあって水修業を行う琵琶滝(下写真左)と不動堂(下写真右)
この日も修業者の念仏が聞こえていた、まだまだ寒そう
ハイキング途中だったので駆け足でのお参りになってしまったが、また別の機会にきちんとお参りしたいと思う。
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