久しぶりに東京都心でも雪が積もった1月24日の早朝、羽田から出雲空港へ向かった(仕事です)。
こういう大雪の場合、世間的に雪で羽田から飛行機が飛ばないのは仕方ないと許されても、雪で自宅から羽田空港にたどり着かなかったら許されないという、世の中の理不尽さを少し感じながら、早めの(と、言ってもこれ以上早い電車はない)京王電車の始発(高幡不動4:43発)に乗った。
心配するほどの遅れもなく、無事に羽田空港に到着。現地の天候によっては大阪空港か羽田空港に引き返すという条件付き運航ながら飛行機(JAL1663便)も無事に離陸。
珍しい積雪のおかげで真っ白な東京を見ることができた。
この広い河川敷がある川は荒川。クローバ印が秋ケ瀬、星印が首都高5号と外環自動車道をつなぐ美女木JC、花印のあたりが高島平。
あっという間に山梨県。八ヶ岳(リボン印)と諏訪湖(ハート印)、遠くに北アルプス(音符印)も見える。まさに高台からの絶景。飛行機の窓からなので当然なんだけど
羽田から日本海側の空港に飛ぶのが初めてだからだろうか、この光景はいままで見た記憶がない。
南アルプス(白根三山:北岳、間ノ岳、農鳥岳)の上を通過。
星印が日本で2番目に高い北岳(3193m)、尾根づたいに間ノ岳(ハート印)、そして農鳥岳(クマ印)。この山が大好きで学生時代には何度か縦走した。
南アルプスを通過したあとはだんだん雲が多くなり、次に見えたのが若狭湾。敦賀市(パンダ印)と美浜町(花印)あたりのようだ。
写真を撮った時に、これらすべてがわかっていたわけではなく、これらの場所がわかったのは、後日以下のサイト(Flightradar24.com)で島根・鳥取方面の航空路を確認して、GoogleMapの写真と照らし合わせたから
このサイトはいま飛んでいる航空機(もちろんすべてではない)が地図上で表示され、クリックすると行き先だけでなく機種や高度、速度などの情報が表示される。飛行機のアイコンは自動的に動くのでずっと見ていても飽きない。
どういう仕組みなのかちょっと気になったので調べてみると。GPSベースにした精度の高い航空機の位置や管制を行うために航空機が発信するADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)という1090MHzの信号がある。このサイトは、それを航空無線マニア(ボランティア)が受信して、そのデータをサーバーにあげてもらって地図上に表示する仕組みになっているそうだ。
このADS-Bの仕組みはまだ日本の航空機に搭載が義務付けられているわけでなく、比較的新しい機種にしか搭載されていないらしいので、日本の大手航空会社の古い機種はこの地図に表示されない方が多いとのこと、ちょっと残念。
1時間半ほどで出雲”縁結び”空港に着陸。天候によっては戻るなどの条件付き運航だっただけに、着陸したら全然雪がなく拍子抜けした。
車で30分ほどの松江市内へと向かう。
ここからは松江市内の様子。
これは堀川遊覧船。松江城を囲む堀川(お堀)を約50分かけて遊覧する。
船内にはコタツがある。寒い冬、コタツの暖かさはすごくうれしい
低い橋の下を通過する時はこの屋根を下げて通過するため、船頭さんの合図で乗っている全員がコタツに伏せるのがユニーク。お腹が邪魔をする・・・
雪に煙る松江城(音符印)。次は新緑の時期にでも乗りたい。
船頭さんの案内も楽しく、唄なども聞きながらあっという間の50分間だった。
松江市に本社を置く山陰合同銀行、通称「ごうぎん」の本社ビル「ごうぎんビル」の展望フロアーから見た宍道湖。
この「ごうぎんビル」は島根県内で最も高い建物だそうだ。
<<ホテルで1泊。松江って温泉があるんだね、知らなかった>>
風が強く荒れ模様の宍道湖。車から出てこの写真をちょっと撮っているだけで凍えるぐらい冷たい風。
宍道湖と言えば夕陽。30年前にこの松江を訪れた時に夕陽の写真は撮っているが、もう1度夕陽に染まるこの嫁ヶ島のシルエットを写真に撮りたいと思う。
帰りは鬼太郎が見送ってくれた。(もう帰り・・・)
ここは米子”鬼太郎”空港。なんだかミドルネーム付いた空港ばかりだ(^^;)
出雲空港にはまったく雪がなかったが、松江市内ではうっすらと積もり、この米子あたりでは10cm程度の積雪。このあたりは東に行くほど雪が多いそうで、鳥取市内は20cmぐらいの積雪だったようだ。
これは帰りの飛行機。離陸して雲の上に出ると晴れていた。東京もすでに晴れているようだ。
ANA818便で羽田空港に到着。会議があったのでそのまま会社へ・・・
関係者の皆様、いろいろお世話になりました。ありがとうございます。