春を通り越して初夏を感じるぐらい気温が上がった高幡不動尊の境内。天気がいいが、もうこの時期は冬のような澄んだ青い空ではない。
この日の午後はさらに空が白く霞んでしまった。黄砂の影響かと思ったら、強い風でほこりが巻き上げられて大気が霞む煙霧(えんむ)という現象なんだそうだ。
東京都心の最高気温は25.3度となり夏日となった。
この暖かさに背中を強く押されたのか、先週はまだ蕾が少しふくらんだ程度だった河津桜が咲いてた。しかもすでに5分咲きを越える咲き具合。
この河津桜は交通安全祈願殿の後ろ、五重塔に向かって左側にある。
花の蜜を吸いに来ていた鳥。ここにはよくメジロを見かけるが、これはヒヨドリかな。
メジロが撮りたかったなぁ(汗)
河津桜のそばに咲く黄色い花はサンシュユ、ミズキ科。
サンシュユは葉をつける前にたくさんの小さな黄色い花を咲かせる。別名、春黄金花(はるこがねばな)とも呼ばれ、日射しを浴びると木全体が黄金色に輝いて見える。
桃色の河津桜と黄色のサンシュユが春の陽射しの中で共演している。私の写真の腕ではこの輝きの美しさを撮り切れないので、是非実際に行って見てほしい(笑)
毎月第2日曜日の境内ではフリーマーケットが開かれる。
色とりどりの草履。フリーマーケットはござれ市と違って手作りのモノが並べられていることが多い。
懐かしい昭和のムードミュージック。東京ナイトクラブはいまでもデュエットで歌われているのだろ。というか、この曲を1人で歌うのはかなり寂しい(涙)。
奥殿横のミツマタは満開状態。
ミツマタの根もとそばにはラッパスイセンが咲いている。
奥殿の向かい側、弘法大師像そばの紅梅。紅梅は春らしい風景をつくる。
大日堂前の大きな枝垂れ梅もやっと見頃になってきた。
大日堂大玄関前の枝垂れ梅は紅梅。こちらはまだ5分咲き程度かな。
毎週ずっと撮り続けている五重塔前の梅「思いのまま」も見頃になった。
白い花が大半を占めるが、写真の真ん中に花びらの色が桃色と白色が半分ずつの花が写っている。
この週末は一気にいろいろな花が咲いたので、この「思いのまま」など続きはまた別記事で。