前回の続き。今回は昭和記念公園のこもれびの丘で咲くカタクリ。
カタクリ、ユリ科はスプリング・エフェメラル(春のはかない命・妖精)と呼ばれる。
それは下の写真を見てわかるように、他の草花がのびる前に先駆けて花をさかせ、まわりが草で緑になるころには地上から姿を消してしまう植物だから。福寿草や節分草、ショウジョウバカマなども同じスプリング・エフェメラル。
カタクリは名前の通り、球根から片栗粉を採っていた。現在では片栗粉はじゃがいもやさつまいもからつくられている。
春の妖精は後ろ姿も美しい。
これはオキナグサ(翁草)、キンポウゲ科。
ちょっと写っているが、ちゃんと名前を書いた名札があるからこそ名前がわかる。ありがたい。
レンギョウ(連翹)、モクセイ科。春の日差しを浴びてあたりが黄色に染まるように輝いている。
こちらはユキヤナギ、バラ科。
ユキヤナギも春の日差しで輝いている。
ふれあい広場ではテントが展示されていて、実際に入ったりできるようになっていた。この時期にテントを買えばゴールデンウィークはキャンプに行けるね。
ハクモクレン(白木蓮)、モクレン科。白い大きな花がたくさん咲いて木が重そう。
このハクモクレンの木は全体が真っ白になるぐらい花が咲くんだけど、今年はタイミングを外してしまってかなり茶色になっていた。
この日は上空に寒気が入ってきたためか冬晴れのような空だったのでみんなの原っぱで富士山が見えた。
みんなの原っぱ東花畑の菜の花と奥の方がソメイヨシノが咲く桜の園。
この日は菜の花もソメイヨシノもまだもう少しという状態だった。
昭和記念公園のホームページでは3月30日現在で桜の園のソメイヨシノは2,3分咲きだそうだ。
昭和記念公園(Vol.325)
(撮影 2019年3月24日)