9月の昭和記念公園、前回はコスモスとイチョウ並木の様子だったが今回はその続き。
昭和記念公園のホームページによると、上の彼岸花や下のみんなの原っぱ東花畑のコスモスは台風15号で倒れてしまったそうだ。
これらは9月18日撮影なので倒れた様子は撮れていない。
みんなの原っぱにある大きなケヤキの木、この日はまだ暑かったので、みんな木陰に集まっている。
葉の色が緑からだんだん茶色に変わってきているのもよくわかる。
ナンバンギセル(南蛮煙管)、ハマウツボ科の寄生植物。ススキなどイネ科の植物の根に寄生する。
南蛮船で渡来したタバコのキセルに似ているからついた名前だろうね。
通路に「ナンバンギセル」の看板が出ていたので一生懸命探したけど、ちょっと地味な植物。
少し日射しが傾いてくると、日陰に生えることが多いヤブラン(薮蘭)、ユリ科にも日射しが届いてきれいに見える。
ハーブ園近くで見つけたハート。こういうちょっとした遊び心が見られるのも昭和記念公園のいいところ。
シオン(紫苑)、キク科はまだ咲き始めだった。
もう少しすると、ここには蝶がたくさん集まる。
この明るい紫色はハナトラノオ(花虎ノ尾)、シソ科。
秋になると明るい紫が一面に広がって咲いているのをよく見かける花。
この日(9月18日)はコスモスと彼岸花がメイン。1週間遅かったら台風の為にこの姿は撮れなかった。
こうやって彼岸花を見ると水引のようにも見える。
おやおや、こんなところにセミの抜け殻。
彼岸花はヒガンバナ科、別名の曼珠沙華はよく聞く。ウィキペディアによると、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあなど多くの異名があるそうだが、みんな不吉であまりいい印象の名前がない
そして秋らしい姿のパンパスグラス、イネ科。別名をシロガネヨシ(白銀葭)というらしい。
南アメリカの草原地帯(パンパ)に生えるグラス(芝)が名前の由来だそうだ。そのまんまだけど(^^;)
秋の青空に花穂が映える。
サルノコシカケ。残念ながら昭和記念公園にサルはいない。
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、東京多摩地区はもうすっかり秋。朝方は寒さで目が覚めるぐらいひんやりとしてきた。
昭和記念公園(Vol.43)
(撮影 2011年9月)