高幡不動尊の河津桜が咲いた。3月の最後の日曜日になってやっと春らしい写真でトップを飾ることができた。
この日は天気予報が「前線の通過」を伝えていたが、まさに晴れたり曇ったり雨が降ったりとめまぐるしい天気。朝方はどんより曇っていたためか、せっかく河津桜が咲いたのに、境内の参拝者はあまり多くなかった。
青い空に白い雲、一瞬夏と見間違えてしまいそうな空。
この時はちょうど晴れて、いいタイミングで梅「思いのまま」が撮れた。
1つの枝に白色、桃色、紅色の花が咲くのがこの「思いのまま」の特徴。
最も「思いのまま」らしい姿がこれ。1つの花に桃色と白色の花ビラ。
これは桃色が多めのパターン。
こういう白地に桃色の斑入りパターンもある。このパターンの方が花としてはきれいかも。
大日堂から六地蔵さんに通じるところで咲いているヒュウガミズキ(日向水木)、マンサク科。
ここは日陰。しかも薄い黄色の花はちょっと撮りづらい。
良く似た花にトサミズキ(土佐水木)があるが、一房の花の数が少なくておしべの色が黄色なのがヒュウガミズキ。トサミズキはおしべがオレンジ色でもっと目立つ感じ。
六地蔵さんの横で咲いているアセビ。
春の日射しで明るく撮れたので、久しぶりに六地蔵さんの正面写真もアップしておこう
山アジサイの咲くあたりではショウジョウバカマ、ユリ科が咲いていた。
この花も春の花。
ショウジョウとは中国の伝説上の動物で猿のような顔で「大酒飲み」らしい。この花をショウジョウに見立てて葉をハカマに見立てたのが名前の由来なんだそうだが、なんだかよくわからない由来だ・・・
弁天池に行くとカメが甲羅干しをしていた。
何か動く黒い物が・・・よ~く見てみるとオタマジャクシが一杯。
花以外でも春を感じることができる日だった
高幡不動尊の河津桜は交通安全祈願殿の裏側、藤棚のそばに数本ある。
メジロが居たけど、ちょっと撮りづらい位置。このあとどこかに飛んで行ってしまった。しばらくこの場所で粘って待ってみたけど戻ってこなかった
この河津桜のすぐ横には大きな椿の木があって、その下にはまだきれいな状態の椿の花。
華やかに咲いている桜のそばにこの姿。
これが春の季語になっている「落ち椿」。ちょっと哀愁を感じる春の光景だ。