高幡不動尊の菊まつりの様子。菊は花の大きさで大菊、中菊、小菊に大別されるが、今回は菊まつりで大きくて一番目立つ花の直径が18cm以上とされる大菊の紹介。
大菊はさらに厚物、管物、広物に分けられる。まずは代表的な大菊である厚物の「厚盛」。 この厚盛は花弁が中央の花芯に向かって球状に丸く盛り上がる咲き方。 整然と高く盛り上がった花が良いそうだ。
そしてこれは「厚走」。厚物と同じ咲き方だけど花の最下部から管状の長い走り弁が四方に咲く花型。 品評会が開催されたあとなのでこの厚走の花は富士電機賞になっている。 袋状の真っ直ぐ長い走り弁が放射状に付いた花が良いそうだ。
次は管物。管物は管(花びら)の太さで「太管」「間管」「細管」に分けらる。まずは一番太い「太管」。 これは東京都知事賞になっている。なんだかドレッドヘアーみたいだね(笑)
「太管」の次の太さの「間管」。太い管と細い管の間の太さという意味だろうか。 「管物」は管状の花弁が長く真っ直ぐ伸びて、花弁の先は小さく固く玉巻き状となり、花芯の部分がカップ状か茶筅状になったものが良い花だそうだ。
そして一番細い細管・針管。確かにかなり細い。これが菊の花とは思えない感じだけど、なかなかきれいだ。
そして最後は大菊の広物。これは広物の1つ「一文字」、変わった形の花だね。これは内閣総理大臣賞になっている。
この菊は明治元年から菊花紋章として皇室の紋章になったので御紋章菊とも呼ばれる。第49回高幡不動尊の菊まつりは今週の日曜日(11月17日)まで。
今週の高幡不動尊Vol.558 (撮影 2019年11月9日) にほんブログ村
コメント
菊の花、見事ですね。
どの花もとても見応えがあって
美しいです。
埼玉もこういう菊まつりをやって欲しいです。
ちびた>凪々さん
高幡不動尊も菊まつりには力を入れている感じです。
最近菊まつりって少なくなったような気がします。