昭和記念公園 珊瑚樹と高砂百合

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渓流広場のヒマワリ花壇で色々なヒマワリを見たあと、遠くに赤い花か実をたくさんつけている木を見つけた。

場所は渓流レストランの南側、たまにヨガ教室などのイベントをやっている広場とうんどう広場との間あたり。特に何もないところなので見逃していた。 近くに行ってみると、サンゴジュ(珊瑚樹)、スイカズラ科又はレンプクソウ科で赤いのは花ではなく実だった。

この赤い実をサンゴに見立ててついた名前だそうだが、沖縄の海でダイビングで見ることができるサンゴ礁のサンゴは赤くない。たまに赤い扇状の枝を見ることがあるが、それは大抵の場合はイソバナの仲間。まあイソバナもサンゴの仲間とも言えるけど。  たぶんこの赤い実を見た人はレッドコーラル(赤珊瑚)に似ていると思ったのだろう。レッドコーラルは宝石珊瑚の中でも最も高価で美しいサンゴ。以前、那覇の国際通りのお店で見たことがあるけど、血のような赤色のレッドコーラルは素晴らしく美しかった。レッドコーラルをはじめとする宝石珊瑚は、サンゴ礁を形成する造礁サンゴと違って、光合成をしないので、水深数百mから千mの深海で育つ。

赤い実がきれいなサンゴジュも花は白色で割りと地味。下写真は5月に高幡不動尊で撮ったサンゴジュの花。  アップで見ると花びらよりもシベが目立つ小さな花が集まっている。  秋に赤い実をたくさんつけるガマズミも花が小さく白色でこんな感じだったかな。

この日、昭和記念公園のあちらこちらで咲いていたのがこのタカサゴユリ(高砂百合)、ユリ科。テッポウユリ(鉄砲百合)に似ているけど葉が細いのでタカサゴユリだと思う。

ただ、タカサゴユリは花びらに薄い紫色の筋が入るというが、これらの花には入っていない。タカサゴユリとテッポウユリは交雑種が多いそうなので、それかもしれない。    このユリは鹿の子百合よりもさらに花期が遅かった。

     昭和記念公園(Vol.491) (撮影 2022年8月20日) にほんブログ村

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コメント

  1. 凪々 より:

    ユリの最終便、高砂百合ですね。。。
    これは鉄砲百合と違って、台湾産で、生命力が豊富なので、どの環境にも適合して毎年、花を咲かせてくれますね!
    白い花色は、とても清楚です。。。

    • chibita より:

      ちびた>凪々さん
      ほんと生命力がすごいですね。
      清楚な花のどこにそのエネルギーがあるのか・・・

  2. hisami より:

    紅珊瑚は乱獲されて随分と数が減ってるんですよね・・・
    まぁ~水深が深いので
    私たちが潜るような場所では見れませんけどね 爆
    珊瑚樹 始めて見た?かな?
    可愛い実がなってますね❤

    • chibita より:

      ちびた>hisamiさん
      ずいぶん前ですが沖縄の国際通りのお店で見た紅珊瑚は素晴らしくきれいでした。
      私の散歩道ではサンゴジュは比較的良く見かけます。

  3. 西やん より:

    サンゴジュは挿し木で増えます。
    条件がいいと葉を地面に刺しておいても根が付きます。
    実家ではその方法で増やして生け垣を作りました。
    ユリ、タカサゴユリとテッポウユリの交雑種、シンテッポウユリが最近は多いですね。
    永山中学校の斜面に沢山咲いていました。

    • chibita より:

      ちびた>西やんさん
      挿し木だと増やしやすいのですね。
      サンゴジュを生垣にしている家も見かけます。