正月行事 初詣・どんど焼き

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

今回は正月行事のまとめ、高幡不動尊への初詣と地元のどんど焼き。

例年通り4日の午後に高幡不動尊への初詣。 

三が日が終わった境内は、混雑も落ち着いていて、不動堂に上がってのお参りも横の特設のスロープではなく正面の階段を使うようになっていた。この不動堂に上がるために並ぶ列は、三が日は門前の交差点を越えて参道まで続くが、この日は入り口の仁王門あたりまでに短くなっていた。   
いつも初詣は不動堂には上らず正面でお参り。  

初詣は空之介とうみも一緒。うみはこれで3回目の初詣。

露店が並ぶところはそれなりの混雑。 
コロナ禍で一時は減った露店、今年は例年並みの露店が出ていたと思う。 


ここからは地元のどんど焼き。どんど焼きとは、小正月頃に行われる火祭りのことで、その年に飾った門松、注連縄、書き初めなどを持ち寄って焼く行事。

地元でのどんど焼きは一時途絶えていたが、10数年前から有志や自治会メンバーによって復活していて今回が13回目。今年は私も自治会のどんど焼きお手伝いメンバーになっているので設営準備作業の部分から紹介する。12月中に何度か竹林や河原などに集合して竹、笹、カヤなどを収集して保管してある。それをどんど焼きの前々日に下処理などを行って会場となる小学校の校庭に運んでおく。私は主に荷物運びなど人手が必要な部分の担当なので、一番活躍できた日かもしれない。

どんど焼きの前日に朝から組み上げ作業。まずやぐらの芯になる竹を組んで立てる一番肝になる部分、しっかり4方から縄で引っ張って立てる。事故を防止するため、この作業はヘルメット着用で実施している。  

筋交いとして太い竹を渡して、さらに竹を周りに巻いて行く。  これは別に作成した入口部分を取り付けているところ。この入口部分だけでなく有志メンバーの事前の準備がしっかりと考えられて着実に行われていることがすごかった。 

カヤを周りにつけると形ができあがる(工程をかなり端折っているけど)。
前日の夕方までかかってやぐらの組み上げ作業終了。手前にミニ版も作成。 

ここからはどんど焼き当日。
近所の人が持ってきたお正月飾りや書き初め、注連縄などは、燃えない部分をきちんと取り除いたあと周りに取り付けられる。頂点部分にはダルマも飾られている。  コロナ感染拡大防止のため参加者全員の把握が必要とされているため、小学校の入り口に受付を設置して検温と名前・連絡先を記入してもらった。

予定された時間になって両側から点火。 

火入れから30秒ほどで頂上部分から火が出るぐらい火の回りが早い。 

このあと、受付の手伝いで数分間離れていたが、戻ったらすでに全体が崩れていた。 

10分ほどでもうほとんど燃えてしまった。火入れと同時に一気に燃え上がって瞬く間にすべてを灰にしてしまう、いつ見ても火は恐ろしいと思う。  地元消防団の協力で火が落ち着くまでしっかり対応してもらった。

この煙が小学校の周りの家に行くのが心配だったけど、この日は快晴で暖かく、さらに風もなくて煙も真っ直ぐに上ってくれた。  煙の間に太陽が見える。日食だったら太陽が欠けているのがしっかり見えただろう。 

例年は朝から学校の家庭科教室で団子を作ってそれを焼いていたのだけれど、コロナでその作業ができず、笹の棒にはみかんを刺してそれを焼くことになった。

子ども達だけに1人1本笹の棒を渡した。渡す場所には長い列が出来て全員に回らないかと心配したけど、用意した笹の棒がちょうどなくなる感じだった。  あのヤグラが燃えるとこれだけの灰になってしまう。

行事が終わったあと、焼け跡の灰を片付けて最後に砂をまくと元の校庭に戻る。この日は8時半に集合して直前の準備作業、11時に点火してすべての作業が終わったのが14時頃。  5年ほど前にもお手伝いで参加したけど、その時よりも色々な作業手順が地道に進化していることを感じた。このような行事を続けて行くためには、かなりの人手と細かい技術の伝承が必要性だと感じる3日間だった。

    撮影  2023年1月4,7,8,9日 にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ

コメント

  1. hisami より:

    私が住んでる辺りでは
    土地が宅地化して無くなったのと
    高齢化で立てるのが大変で
    とんど(関西ではとんどと言います)は無くなりました
    それと並行して
    我が家では正月飾りを止めました
    味気ないですね 爆

    • chibita より:

      ちびた>hisamiさん
      我が家の周りの田んぼもどんどんなくなっていてずっと実施しなかったようです。
      正月飾りもそのまま燃やすことができず、プラスチック素材を外したりかなり面倒です・・・

  2. 凪々 より:

    なかなか伝統行事を見られる事が少なくなってきているなか、こうして楽しめるのは良いことですね!
    それにしても、クリアな空。。。
    年末から、全く雨が降りませんね!!
    撮影にはうれしいですが、乾燥しすぎて喉が痛いです。

    • chibita より:

      ちびた>凪々さん
      このような伝統行事は大切なことだと思いますが伝承することの困難を感じました。
      いい天気が続いているのですが、年末年始が忙しくてなかなか散歩に行けていません。

  3. 紅白見ない。おせち食べない。お雑煮食べない。しめ縄飾らない。日の丸揚げない。
    ってもはや、日本の伝統が失われつつありますね。

    • chibita より:

      ちびた>しょうちゃん
      そういえば日の丸はまったく見なくなりました。
      紅白、おせち、お雑煮、しめ縄なしの生活も新しい伝統になっていくのでしょうね。

  4. 西やん より:

    高幡不動には6日に行きました。
    まだ参拝客が並んでいたので下でお参りしました。

    もうどんど焼きが行われたんですね。
    家の近所では14日、15日が多いようですが、食べ物はないようです。

    • chibita より:

      ちびた>西やんさん
      私もしばらくは下でのお参りになりそうです。
      うちの自治会では毎年3連休にやっているみたいです。