こもれびの丘は昭和記念公園北側にある雑木林。ここでは四季折々の山野草を見ることができる。
こもれびの丘の南側の展示棟前ではまだ彼岸花がきれいに咲いていた。
これはシモバシラ(霜柱)、シソ科。枯れた茎の根元部分に霜柱のような氷の結晶ができることからついた名前。 花はごく普通の白い花で派手な感じはないが、とにかく虫がたくさん。きっと美味しい蜜がたくさん出るのだろう。
これが名前の由来となった霜柱(2017年12月撮影)。だいぶ溶けて小さくなってしまっているけど、冬にはこんな様子を見ることができる。
これはイヌショウマ、キンポウゲ科。小さい真っ白な花が密集している。
そしてこれはホトトギス、ユリ科。花の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様と似ていることからついた名前。花に鳥の名前をつけるなんてこの名前の付け方は、ちょっと発想が飛んでないかなぁ。(笑)まだ咲き始め。蕾がなかなかかわいい。
ホトトギスもしっかり蜜が出るようだね。
ホトトギスにはいろいろな品種があるんだけど、見た感じはタイワンホトトギスかな。
白花の品種も咲いていた。 こもれびの丘ではいろいろな種類のホトトギスを見ることができるがこの日は全体的にまだこれからという感じだった。
これはタデ(蓼)、タデ科。「タデ食う虫も好き好き」のタデ。 タデにはいくつかの品種があり、「タデ食う虫も好き好き」のタデは苦くて辛い葉の柳蓼のこと。この苦くて辛い葉はほとんどの虫が食べないのに、一部苦くて辛いこの葉を好んで食べる虫もいるらしい。だから「タデ食う虫も好き好き」は、好みは人それぞれであるということや他人の好みは理解できないことを意味する言葉なんだそうだ。柳蓼は刺し身のツマと一緒に出てくることが多いそうなので、きっとこの写真は柳蓼ではなく、ごく普通のイヌタデ(犬蓼)かな。
こもれびの丘の雑木林の小路。この日は30℃を超える季節外れの気温になったが、アスファルト舗装の園路と違って、こもれびの丘は快適に歩くことができた。
昭和記念公園(Vol.357)(撮影 2019年10月5日) にほんブログ村
コメント
ホトトギス、綺麗ですね。
ちょっと毒々しい印象もしないでも無いですが
紫色の鮮やかな花模様に目を奪われてしまいます。
自宅でも咲いていましたが、余りにも増えすぎて
しまったので、引っこ抜いてしまいました。
今思えば、もったいないことをしました。
ちびた>凪々さん
このホトトギスはヤマジノホトトギスより派手ですね。
我が家にもたぶん鳥がもってきたホトトギスが咲いていてすごく増えます(汗)