昭和記念公園 リコリスガーデン(9/22)

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4連休の最終日、昭和記念公園に行ってきた。やっと普通に散歩ができる気温になってきたので立川口から砂川口近くまで昭和記念公園をフルに回ることができた。

今年から植栽されたという、砂川口近くのこもれびの池周りのリコリスガーデン。 5種類のリコリスが植栽されているらしいけど、咲く時期が微妙に違うので、この日に実際に花を見ることができたのは3種類。 

彼岸花は木陰とか畑のあぜ道で見かけることが多いので、背景に水面があることが新鮮。
赤い彼岸花もリコリスの仲間でリコリス・ラジアータと呼ばれるが、園芸分野でリコリスと言えば、赤い彼岸花を除いたその他のリコリス属の花をまとめて呼ぶことが多いそうだ。

いままで白い彼岸花と呼んでいたこれはリコリス・アルビフローラ、和名が白彼岸花、白花曼殊沙華。赤い彼岸花に比べて花びらの反り返りが若干ゆるい。黄色いショウキズイセンと赤いヒガンバンの自然交雑種だと言われる。そのため花の色もクリーム色や白色にピンクの筋が入る品種があり、花の形もヒガンバに近い花びらが反り返るタイプと、キツネノカミソリやナツズイセンのようなユリに似たラッパ状の花タイプの品種など多様な花がある。この写真を見ても中央の花と周りの花は色も咲き方も若干異なる。

黄色い彼岸花と呼んでいたこれがリコリス・オーレア、和名ショウキズイセン(鍾馗水仙)、ショウキラン(鍾馗欄)。彼岸花に比べて花びらが波打っている。

これはリコリス・スプレンゲリー、和名がムラサキキツネノカミソリ(紫狐の剃刀)。彼岸花と違ってユリに似たラッパ状に咲く花。彼岸花は花が枯れた後に葉が伸びてくるのに対して、この花は順番が逆で先に葉が伸びて夏に枯れた後に花を咲かせる。下写真が今年8月に高幡不動尊で撮った、キツネノカミソリ(狐の剃刀)。これもリコリス・サンギネアというらしい。確かに上と同じ花で色が違う。これが昨年7月の同じ昭和記念公園で撮ったナツズイセン(夏水仙)。この花もリコリス・スクアミゲラという。ムラサキキツネノカミソリ(紫狐の剃刀)に似ている。

ここからは以前から昭和記念公園で彼岸花を楽しむことができた場所、ふれあい橋南西花壇。こもれびの池のリコリスガーデンとは違って、この日はまだ咲き始めだった。

背景のロープが気になる・・・ ここは冬は日本水仙、夏は夏水仙が咲き、そしてこの時期に赤い彼岸花がメインで少しだけ白い彼岸花(リコリス・アルビフローラ)が咲く場所。彼岸花は赤色と白色の組み合わせがなんだか落ち着く。

  昭和記念公園(Vol.411)(撮影 2020年9月22日) にほんブログ村

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コメント

  1. 凪々 より:

    リコリスといっても色々な種類があるんですね。
    どの花も鮮やかでとても綺麗です。
    今年は夏が暑かった影響で開花が遅れています。
    そろそろ咲き出す頃かなと思っております。

    • chibita より:

      ちびた>凪々さん
      リコリスの仲間はなかなかきれいです。
      近所の彼岸花も少し遅れての開花でした。