秋らしい花を見ることができるようになった10月の3連休初日の昭和記念公園。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)、キク科。北アメリカ原産の帰化植物だけど繁殖力が非常に強いため、河川敷などでは、ここは昔から私たちがずっと育ってきた土地ですと言わんばかりに大群生している。
そんなセイタカアワダチソウにも可哀想な一面がある。それは花粉症の原因と誤解されていること。セイタカアワダチソウが群生しているのを見るだけで鼻がムズムズすると言われてしまうことがある。
でも下写真のように虫が集まってくることからわかるように、セイタカアワダチソウは花粉を風で飛ばす風媒介ではなく、虫を誘って花粉を運んでもらう虫媒介の植物。虫媒花は風媒花ほど多くの花粉を生産する必要がなく、生産する花粉の数は少なくてすむためか、風媒花よりも虫媒花の方が種の数がかなり多いそうだ。
これはシモバシラ(霜柱)、シソ科。
花や葉を見る限りでは、何がシモバシラなのかわからないが、名前の由来は下写真(2017年12月29日撮影)のように冬になると枯れた茎に霜柱が出来ること。なかなか見ることができない現象を名前にするのか?という感じもする。
これは原種系シクラメン、サクラソウ科。原種系というのは品種改良されていない野生種のこと。見栄えがするように品種改良されていないので、鉢植えなどで見かける園芸品種に比べて花も葉も小型で質素。でも、野生種なので球根が夏越えしながら大きくなって毎年花を咲かせるそうだ。これからクリスマスにかけて鉢植えが街中でも飾られる花だと思ったら、それはポインセチアだった・・・
これはシオン(紫苑)、キク科。観賞用として庭などでもよく見かける花。背丈は結構高くて1.5mから2.0mぐらいになる。この時はすくなかったけど、この花はやたらと虫が集まる花。天気の良い秋の日の散歩は気持ち良い。
昭和記念公園(Vol.534) (撮影 2023年10月7日) にほんブログ村
コメント
天候が安定し、秋らしい日々で草花の風景を楽しまれて何よりです。セイタカアワダチソウは外来種逞しく根付いた雑草の繁殖力wp感じます。でも楚々と咲く秋の花の方に心寄せられます。最近はご多忙のようか更新スピードが落ちておりますね。お体や健康面でご苦労するようなことでないよう願っております。
(PS)一般記事(鶴見)洋楽記事(アーハ)を更新しておりますのでまた覗いてみて下さいね。
ちびた>ローリングウエストさん
だんだん散歩に快適な気候になってきました。
それなのに家のリフォームの立会や休日出勤が多くていつもより半分ぐらいしか散歩できていません・・・
秋も花粉症の症状が出て
まさに今!”クシャミの連発で鼻水・・・・状態
てっきりブタクサ(セイタカアワダチソウ)が原因と思ってました
一度耳鼻科でアレルギーチェックしてみようかな 笑
ちびた>hisamiさん
秋はブタクサの花粉がつらい時期ですね。
でもセイタカアワダチソウとブタクサは別の植物です。ブタクサは虫を呼ばないで良いので花がすごく地味です。
原種シクラメンやシオンは花の咲いている期間が長いですね。
先月末に行った時も咲いていたように思います。
セイダカアワダチソウ、迷惑な間違いですが、黄色が目立ちます。
青空に似合う花です。
ちびた>西やんさん
野生の品種は生命力が強いのでしょうか。
晴天の河川敷に黄色い花が群生しているのはきれいですね。